ADO.NET で SQL Server に接続する
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ADO.NET で SQL Server に接続するには、System.Data.SqlClient.SqlConnection クラスの Open メソッドを使用します。接続先や方法は、接続文字列と呼ばれる情報によって Open メソッドよりも前に指定しておく必要があります。
この接続文字列は、System.Data.SqlClient.SqlConnection クラスの ConnectionString プロパティにて指定します。接続文字列は、一連のキーワードに対する値のペアをセミコロンで区切った形で指定されます。
通常は Windows 認証で接続を確立するため、以下のプロパティだけを覚えていれば良いでしょう。その他のキーワードについては、ConnectionString プロパティから調べてください。
キーワード名 | 説明 | 規定値 |
---|---|---|
Data Source または Server または Address または Addr または Network Address |
接続する SQL Server のインスタンスの名前またはネットワーク アドレス。 | |
Initial Catalog または Database |
データベース名。 | |
Integrated Security または Trusted_Connection |
使用できる値は、True、False、Yes、No、および SSPI (推奨) です。 SSPI, Yes, True の場合は、現在の Windows アカウントの資格情報が認証に使用されます。 False の場合、ユーザーID とパスワードを接続文字列で指定する必要があります。 |
False |
Connect Timeout または Connection Timeout |
サーバーへの接続を待機する時間 (秒単位) この時間が経過するまでは、接続の試行を繰り返します。 この時間が経過した後は、終了エラーを生成します。 |
15 |
データーベースを使うにあたって、接続の確立と接続を閉じる術は必ず知っていなければなりません。以下のコードでは SQL Server に Windows 認証で接続し、その直後に接続を閉じています。
サンプルコード
以下にサンプルコードを示します。
C# 全般
// 接続文字列を生成する string stConnectionString = string.Empty; stConnectionString += "Data Source = ServerName;"; stConnectionString += "Initial Catalog = Northwind;"; stConnectionString += "Integrated Security = SSPI;"; // SqlConnection の新しいインスタンスを生成する (接続文字列を指定) System.Data.SqlClient.SqlConnection cSqlConnection = ( new System.Data.SqlClient.SqlConnection(stConnectionString) ); // データベース接続を開く cSqlConnection.Open(); // 接続に成功した旨を表示する MessageBox.Show("Microsoft SQL Server に接続されました"); // データベース接続を閉じる (正しくは オブジェクトの破棄を保証する を参照) cSqlConnection.Close(); cSqlConnection.Dispose();
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